■こんな症状ありませんか?
・鼻がつまる ・鼻水が出る ・くしゃみが止まらない
・においがわからない ・鼻血が出る ・鼻が痛い
・鼻が腫れる ・鼻が痒い ・のどに鼻水が流れる
・鼻が乾く
急性鼻炎(鼻かぜ)
くしゃみ、鼻汁、鼻づまりなどのアレルギー鼻炎と同様の症状がでます。
鼻腔の粘膜に付着したウイルスなどの侵入を防ぐため、始めは水っぽいサラサラした鼻水が多いです。
次第にウイルスなどによる炎症がおき、鼻の粘膜が腫れると白っぽい鼻水になり、粘り気も強くなってきます。
それ以外にも、発熱や痰、嗅覚障害などの症状を伴います。
お子さまの場合はうまく鼻をかむことができないため中耳炎や副鼻腔炎になることもあります。
副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻の周りにある副鼻腔という空洞に炎症が起こる病気です。風邪やアレルギーなどが原因で起こり、鼻水、鼻づまり、頭痛などの症状を引き起こします。
急性副鼻腔炎は比較的短期間で治ることが多いですが、症状が長引くと慢性副鼻腔炎となり治療が長引く場合があります。

慢性副鼻腔炎
慢性副鼻腔炎は、副鼻腔の炎症が3ヶ月以上続く状態を指します。急性副鼻腔炎が慢性化することが多く、
鼻茸(鼻ポリープ)を伴うこともあります。
症状は鼻詰まり、鼻水、後鼻漏、嗅覚障害、頭痛など多岐にわたります。
アレルギー性鼻炎
花粉やハウスダストなどのアレルゲンによって引き起こされる鼻の炎症です。
主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりで、目のかゆみや充血を伴うこともあります。
季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)と通年性アレルギー性鼻炎の2種類があります。り治療が長引く場合があります。

■鼻についてのよくある質問
Q:花粉症は治せないのですか?
A:「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」という方法で、花粉症を治すことができる時代になりました。
以前は毎週のように通って注射で治したのですが「舌下免疫療法」では、舌下に薬をいれることで自宅でも継続治療できます。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された場合に治療を受けることができます。
Q:花粉症の治療はいつ頃から始めたら良いでしょうか?
A:花粉が本格的に飛散し始める以前の1月末頃から、初期療法(投薬治療)を始めるとより効果的です。
舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)の開始時期は、6月から11月の間、遅くとも12月中旬までが望ましいと考えています。
いずれにしても早めに治療を開始することで、ピーク時の花粉症の症状も軽くなります。
Q:何の為にネブライザー治療をするんですか?
A:下記のような効果が期待できます。
- 霧の中に含まれる抗菌剤により炎症の原因となっている細菌を減らす
- 炎症自体をステロイドで鎮める
- 換気を行うことによって、炎症を改善する。
局所へ直接働くので、効果が表れるのが早いです。
ネブライザー治療は鼻みずや鼻づまりを改善する、他科ではできない耳鼻咽喉科ならではの治療です。
Q:鼻水はすすっても良いですか?
A:原則的にはティッシュでかんだ方が良いです。
すするのは最も良くありません。
理由はのどに流れ、のどの炎症や器官や気管支に入って炎症を起こす、あるいは耳管(鼻と耳をつなぐ管)に入ることがあります。
中耳炎. などの原因になる、という悪いことずくめですので、鼻をすすることはお控えください。
Q:鼻血が出た場合の対処を教えてください。
A : 1. まずは下を向く
2. 鼻の一番膨らんでいる部分(小鼻)をつかむ
3. 10分くらい押さえ、安静にしておく
やってはいけないことは「上を向いておくこと」です。
出血自体が止まらなくなったり、血液がのどの奥に流れ飲み込んでしまう恐れがあります。
場合によっては後で大量の血を嘔吐することがあります。
上記の1〜3までを行っても鼻血が止まらない場合は直ちに耳鼻咽喉科を受診するようにしてください。
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